
弊社が採用している中部電力が開発した分解装置は2基、反応管内で加熱された反応処理剤にフロンが化学反応し分解・吸着されます。
この装置で分解できるのはフロンだけでなく、SF6(六フッ化硫黄)、ハロンにも対応しております。1号機はHCFC22、2号機ではSF6、HFCの分解をメインとしております。
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| フロン分解装置1号機 (2005.9) |
フロン分解装置2号機 (2008.12) |
弊社の分解装置(固体アルカリ反応処理法)は、軽焼ドロマイトとフロンを高温で反応させる乾式によるフロンの分解処理をしております。
ドロマイト(Dolomite)の化学式はCaMg(CO3)2 であり、石灰石(CaCO3)とマグネサイト(MgCO3)の中間にあたります。
軽焼ドロマイトは、ドロマイト原石を1,000℃程度で焼き二酸化炭素(CO2)を取り除いたもので、酸化カルシウム(CaO)と酸化マグネシウム(MgO)から成り、抗菌能力、有害ガス吸着能力などがあります。
反応処理剤(粒径5~10mmの軽焼ドロマイト)は、装置上部のホッパに送られ、電気ヒーターにより加熱されながら反応管を徐々に下り、下部スクリューコンベアにより排出されます。
フロンは電気ヒーターで加熱された反応処理剤と化学反応により分解・吸着されます。
乾式のため廃水処理は不要で、酸の発生がないため装置が腐食しにくく、燃焼法に比べ低温処理が可能で反応熱が利用できるため省エネであり、排ガスにもダイオキシン類は発生しません。
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| 軽焼ドロマイト 未使用剤 | 軽焼ドロマイト 使用済剤 |
この装置は、固体のアルカリ性反応処理材(軽焼ドロマイト)によってフロン・SF6・ハロンを分解処理させる独自技術「固体アルカリ反応方式」を用いた世界初の小型乾式フロン・SF6無害化処理装置で、下記のような多くの優れた特長があります。
・低温度での高い分解率(従来方式より70~150℃低温度)
・有害ガスの発生がないため、排ガス処理が不要
・塩素が固体と反応するため、ダイオキシン類の発生が全くない
・乾式処理のため、廃水処理や汚泥処理が不要
・全てのフロン類とSF6(六フッ化硫黄)、消火剤ハロンの無害化処理が可能

スクリューコンベアに排出された使用済処理剤は産業廃棄物として中間処理工場に送り、酸性汚泥・建設汚泥を中和するために使用されます。
中和された汚泥は固化剤の添加などを行い乾燥した後、再生土として利用されております。
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弊社での処理フロンの処理量は年々増加しております。
2010年3月末までの累計処理量は1,109.33㌧となりました。
| 単位:㌧ | ||||
| 年度 | 上期 | 下期 | 年間 | 前年比 |
| 2000 | 0.34 | 2.50 | 2.84 | |
| 2001 | 9.27 | 19.47 | 28.74 | 1010.4% |
| 2002 | 54.44 | 48.72 | 103.16 | 358.9% |
| 2003 | 57.16 | 46.53 | 103.69 | 100.5% |
| 2004 | 55.00 | 54.25 | 109.25 | 105.4% |
| 2005 | 66.67 | 52.71 | 119.38 | 109.3% |
| 2006 | 79.65 | 68.81 | 148.46 | 124.4% |
| 2007 | 74.21 | 79.89 | 154.10 | 103.8% |
| 2008 | 90.33 | 77.14 | 167.47 | 108.7% |
| 2009 | 74.77 | 97.47 | 172.24 | 102.8% |
| 2010 | ||||